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45歳の今でも絶大な人気を誇り、リラックスしたスタイルが持ち味のカリスマサーファー”ロブ・マチャド”。
サーファーであれば知らない人はいないほど、有名な人ですよね。
今回はロブ・マチャドの生い立ちや経歴をまとめました。
ロブ・マチャドは知っているけど、具体的に何をしたのか知らないという方は、読んでみて下さい。
記事の内容ロブ・マチャドの生い立ちや経歴
偉大なカリスマサーファー”ロブ・マチャド”のプロフィール
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本名ロバート・エドワード・マチャド(Robert Edward Machado)は、オーストラリアのシドニーにて、1973年10月16日に誕生します。
ロブの両親はサーファーではなく熱心なスキーヤーで、スキーロッジで出会いました。
ロブが4歳の時、家族でカリフォルニア州カーディフの海の近くに引っ越します。
幼い頃のロブは海をひどく怖がる少年でしたが、6、7歳の頃にボディボードで初めて波に乗る楽しさを体感し、9歳からサーフィンを始めました。
ロブがサーフィンを初めて3年後の1986年、U.S.サーフィン・チャンピオンシップのキッズ部門で優勝するとコンペティターサーファーとして頭角を現し、1992年にプロへ転向。
プロサーファーになったロブは翌年の1993年から2001年まで、9シーズンに渡りASPワールドツアー(旧WCT)に参戦し、ケリー・スレーターやテイラー・ノックス、アンディ・アイアンズと共に90年代のサーフシーンを沸かすスター選手として大きな人気を集めました。
ロブはワールドツアーの参戦中、12度のワールドツアーイベントで優勝に輝き、リラックスしながら波と一体化しているようなスタイリッシュなスタイルが多くのサーファーの憧れの的でした。


サーフィン史に残る伝説の”ハイ・ファイブ”
ロブ・マチャドを語る上で、1995年のパイプラインマスターズでの1シーンは欠かすことができません。
セミ・ファイナルで親友でもあるケリー・スレーターと当たったロブは、ワールド・タイトルをかけて壮絶なチューブ合戦を繰り広げていました。
そんな緊迫する重要なヒートでしたが、ロブがバレルを完璧にメイクすると、そのまま目の前にいた対戦相手のケリーに向かっていき、歓喜するケリーとハイファイブをしたのです。
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通常は重要な場面のステージ上で対戦相手とハイファイブするのはありえない事ですが、後にロブはごく自然な事だったと語っています。
あの波は僕がそれまで知っている波とはまったく別のものだった。そしたら僕はスピッツとともにチューブから出てくることができた。そして、そこには、僕の目の前には、すべてを見ていたケリーがいた。偉大なるワールド・チャンピオンであり、究極のオーディエンスであり、そして友人でもあるケリー。…(中略)…だからこそハイ・ファイブだよ! そうするための状況がすべて揃っていたんだ!……」
引用:枻出版社
最高の波と対戦相手というパーフェクトな環境にロブ自身は自然体で楽しみ、目の前で手を広げたケリーとのハイタッチは、純粋にサーフィンを楽しむ彼らの延長にあった自然な行動だったのです。
この時のセミ・ファイナルでケリーに敗れたものの、ロブは同年世界ランク2位を獲得しました。
理想的なライフスタイル
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ロブは2001年までワールドツアーに参戦していましたがケガなどの影響もあり、翌年ワールドツアーからの引退を決意します。
大会という第一線から退いたロブですが、それでもサーファーとしての人気は衰えず、スポンサーとの契約などで生計を立てるフリーサーファーに転身します。
ロブは現在ホームであるカリフォルニアのカーディフに住んでおり、波が良い時は愛車の1973年式ダッジ バルボアバンで海まで向かい、サーフィンをする生活を送っています。
ロブは常に体が何を求めているのか耳を傾けながら生活し、目覚めてベッドから起き上がるとまずはベランダから波チェック。
体が波を求めているようであれば海に向かい、体が波を求めていなければ趣味のギターを鳴らしたり、ヨガやストレッチで体をほぐす事もあるそうです。
40代の今でも10代の頃とライフスタイルはあまり変わらないというロブは、まさに自然体という言葉がピッタリ当てはまるサーファーです。
ロブは子供達の環境教育に力を入れる非営利団体ロブマチャド・ファウンデーションを立ち上げたり、エコイベントを開催するなど、大きな影響力を持ちながら多くの社会貢献を行うサーファーとしても知られています。


ロブのサーフボードモデル
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クリエイティブなロブはシェイパーとしても活躍しています。
以前は師匠でもあるアル・メリックと共にパフォーマンスショートボードをデザインしていましたが、現在はファイヤーワイヤーと手を組み、ロブが自身でデザインしたモデルをリリースしています。
ロブがデザインしたモデルのロゴは、ロブの高祖父が営んでいた牧場で使っていた牛の焼き印なのだそうで、ロブの家族のルーツに由来するものです。
画像出典:Robmachadosurfboards
パフォーマンスボードというよりかは小波でも楽しめるフィッシュなどのモデルをリリースしており、中でも人気のモデルがメローな波で楽しめるようにデザインされたモダン系フィッシュボードの「SEASIDE/シーサイド」です。
ロブは地元のカーディフにいる時はシェイピングをすることが多いそうで、次にどんなモデルがリリースするのか注目です。
シーサイドについてもっと詳しく知りたい方はこちら
ロブ・マチャド×ファイヤーワイヤーの最新モデル「SEASIDE」がスゴい!
関連動画
体をリラックスさせ、無駄な所に一切力が入っていないライディングスタイルを持つロブは、波と一体化するような美しいサーフィンを魅せてくれます。
Red Eye / Rob Machado from Nick Jones on Vimeo.
まとめ
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オーストラリア・シドニー出身のカリスマサーファー、ロブ・マチャド。
90年代のサーフシーンを第一線で盛り上げ、ワールドツアーから引退した今でも絶大な人気を誇りカリスマサーファーとして多くのファンを抱えています。
現在はカリフォルニアのカーディフを拠点に自然体なライフスタイルを送り、シェイパーとしても活躍しています。
多くのメディアに出演し、社会貢献も行うロブの動向から今後も目が離せません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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