JPSA


(アイキャッチ画像引用:ムラサキスポーツ

ある程度経験のあるサーファーならば、「JPSA」と「NSA」という言葉を一度は聞いた事があると思います。

しかし、この2つの団体の存在は知っているけど、どんな活動をしているのか、詳しい事は知らないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、JPSAとNSAについて、詳しくお伝えしたいと思います。

これを読めば、日本のサーフシーンを支えている2つの団体の違いや活動内容などを知ることができますよ。

この記事のポイントJPSAとNSAの主な活動、運営している大会の詳細

日本のプロサーファーを統括している団体「JPSA」

JPSA

画像出典: JPSA

JPSAとは、Japan Pro Surfing Associationの略で、日本プロサーフィン連盟です。

主な活動として、日本のプロサーファーを統括し、サーフィンをさらに広めていくことを使命としている一般社団法人の団体です。

連盟は1981年に設立され、現在は2018年4月より、理事長をJPSA史上初のプロロングボーダーであった細川哲夫氏が務めています。

JPSAの理念

日本のプロサーフィンを統括する団体として
日本におけるサーフィンのさらなる発展を促し

“サーファーズ・マインド” を広めていくことにあります。

海の大きさを知り、自然を大切に。
自分の力量を知り、命を大切に。
ルールの必要性を知り、人を大切に。

サーフィンを通じて、より多くの人々に
その精神が広がることこそJPSAの理想です。

引用:JPSA

JPSAが主催する”プロサーフィンツアー”とは?

画像出典: HRDfilms

JPSA公認のプロサーファーはJPSAが運営する大会プロサーフィンツアーに出場でき、グランドチャンピオンを争います。

JPSAプロサーフィンツアー大会は、年によって全7〜8戦が全国各地で開催され、各イベントの順位によってポイントが獲得でき、最終戦が終了した時点でポイントランキング1位のサーファーが、その年のグランドチャンピオンに輝きます。

開幕戦だけ海外のバリ島クラマスで行われ、その後のイベントは良い波が立つ国内の有名サーフポイントで開催されます。

JPSA公認のプロサーファーになる為には?

JPSA

画像出典:abemaTV

JPSAプロサーフィンツアーに参戦する為には、JPSA公認のプロ資格を取得しなければなりません。

プロ資格を獲得するには、JPSAが主催するプロトライアルに出場する必要があります。

プロトライアルは、日本国籍を有している一般の方がJPSAにアマチュア登録する事で出場でき、JPSAプロイベントの際に同時開催されます。

プロトライアルでは、1ヒートの中でベスト2のスコアで合計12ポイント以上出すか、予選ラウンドを勝ち抜き、プロ本戦の規定ラウンドまで勝ち上がるとJPSA公認プロ資格を獲得できます。

プロトライアルの合格率はわずか2%と言われており、とても狭き門であることが分かります。

現在、JPSA公認プロ資格取得者数は以下の通り。

ショートボード:男子136名・女子70名

ロングボード:男子104名・女子36名

プロ資格は試合に出場しなくとも、更新し続ける事で継続されます。

JPSAのS.O.Sプロジェクトとは?

JPSAの指針に、環境問題への取り組み、サーファーのレベル向上、サーフィンを通じた子供達の健やかな教育の3つがありますが、この指針を推進すべく、「S.O.Sプロジェクト」と称した活動をしています。

具体的にどんな活動をするかと言うと、ビーチクリーンをはじめ、自然環境の保全を伝えるコミュニケーション活動や、プロサーファーの親子を対象としたサーフィンスクールの開催、ビーチアトラクションの展開など、活動は幅広く行われ、今後はトップサーファーの育成と強化を目的とした奨学金制度も検討しているそうですよ。

プロサーファーの統括だけでなく、海や自然環境、サーファーの為に幅広い活動をJPSAは行っています。

JPSA公式ホームページはこちら。

日本のアマチュアサーファーの中枢機関「NSA」

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画像出典: NSA

NSAとは、Nippon Surfing Associationの略で、「日本サーフィン連盟」の事です。

JPSAはプロを統括する団体ですが、NSAはアマチュアサーファーの中枢機関として、様々な活動を行う一般社団法人です。

1965年に設立され、理事長は酒井厚志氏です。

NSAが主催、公認する大会

NSA

画像出典:surf-reps

・支部予選大会

全国約70支部から登録した支部予選で勝ち上がると、全日本サーフィン選手権大会に出場できます。

・全日本サーフィン選手権大会

毎年8月に開催され、支部予選で勝ち上がり、選抜された代表選手が出場することができます。

・全日本級別サーフィン選手権大会

毎年5月に開催され、各クラスの級保持者であれば誰でも出場することができます。

・ジュニアオープンサーフィン選手権大会、マスターズオープンサーフィン選手権大会

開催クラスの年齢基準などの条件を満たしていれば出場することができます。

・NSA公認大会

NSAの公認大会はAAAクラス、AAクラス、Aクラスに分かれており、付与されるポイントが変わります。

AAAクラスになると付与されるポイントが高いので、出場するサーファーのレベルも高くなります。

・ALL JAPAN SURFING GRAND CHAMPION GAMES

毎年10月に開催され、NSA主催大会、公認大会で得たポイントによって順位が決まるポイントランキングの上位選手から選考されて出場できる大会です。

ジュニアオープン、メンズオープン、マスターズオープン、ウィメンズオープン、ロングボードメンズオープン、ロングボードウィメンズオープン、ボディボードメン、ボディボードウィメンの8クラスで開催され、グランドチャンピオンが決まります。

NSA/サーフィン検定

審査を通して自分の技量を把握し、更なる上達を目指すことを目的にNSAが主催する「サーフィン検定」があります。

初級から上級まで5段階に分かれており、規定の課題を審査員によって審査されることで合否が決まります。

サーフィン検定はNSAのホームページでスケジュールを確認することができ、当日エントリーで受験することができます。

サーフィン検定の各級において、要求される技術は以下の通りです。

5級

・25m程度の泳力があること。

・パドリングをしてゲッティングアウトできること。

・テイクオフしてある程度サーフボードの上に立つことができること。

・ボディボードはキッキングを使ってテイクオフし、ある程度ライディングができること。

4級

5級の能力に加えてテイクオフから確実なターンをし、プルアウトできること。

3級

・テイクオフからレールを使ったターンで加速できること。

・カットバックもしくはリエントリーができること。

・ボディボードは、上記の技術に加えスピン(どこでも良い)、ができること。リエントリーのかわりにエルロロ、もしくはローラーコースターでも可。

・ロングボードは上記の技術に加え、ウォーキング・ウォーキングバックができること。
※3級以上にはバランスも要求される。

2級

フリーライディングで、スピード、パワー、フロー、コントロールなどをジャッジクライテリアに沿って審査する。

その日のコンディションに合わせたグッドスケール(6.0ポイント以上)に入るライディングができることが合格の判断基準となる。

1級

フリーライディングで、スピード、パワー、フロー、コントロールなどをジャッジクライテリア(基準)に沿って審査する。

2級以上の積極性、波を見る能力、ポジショニングなども審査の対象となる。

その日のコンディションに合わせたエクセレントスケール(8.0ポイント以上)に入るライディングができることが合格の判断基準となる。

引用:JPSA

NSAの正会員(※後述)になる事で、5級は免除されます。

サーフィン検定1級はフリーライディングでその日のコンディションに合わせた8ポイント以上のエクセレントライディングが合否の判断基準となり、合格が特に難しい級になります。

NSA/資格取得

NSAはいくつかの資格を取得することができます。

・公認ジャッジ資格

サーフィンの試合で選手のライディングの審査、勝敗を決めるジャッジの資格認定試験を受けることができます。

公認ジャッジはA級からD級までの4段階あり、ジャッジができる試合などが変わります。

・公認指導員の認定

海での正しいルール、マナーを普及に務めるための指導員の育成をNSAはしています。

多くの人に安全にサーフィンを楽しんでもらうために年1回資格認定講習会を開催しています。

満25歳以上で初心者を指導するのに十分なサーフキャリアをお持ちの方が対象になっております。

・スクール審査員

公認指導員とA級、B級ジャッジの両方の資格を認定され、スクール審査員講習を修了するとサーフィン検定スクールを開催できるようになる資格を得ることができます。

NSA/ビーチクリーン

JPSA

画像出典:s.webry

NSAはビーチクリーンを主催しており、ゴミのないビーチ、ゴミを捨てないビーチを働きかけています。

次世代サーファーのために海を綺麗にするプロジェクト「NSA SURFERS BEACH CLEAN ACT」はそれぞれの海岸で多くのサーファーがゴミを拾ってビーチを綺麗にする素晴らしいプロジェクトです。

NSA会員になると

NSA

画像出典:NSA

現在NSA会員は1万3千人の登録があり、会員は正会員とオープン会員の2種類があります。

正会員よりもオープン会員の方が安く会員登録することができますが、受けることができる特典の数が少なくなります。

会員になると、日々のサーフィンライフを充実させることができます。

・波情報無料配信

海外含め、全国148ポイントの波情報が特設サイトから閲覧可能になります。

・サーフィン賠償責任保険

サーフィン中の事故で他人を怪我させたり、他人の物を壊してしまった時の損害賠償を負担した場合、3千万円を限度として保険金がおります。

・級別の大会出場資格

各クラスの級保持者であれば、誰でも出場することができます。

・年会誌が手に入る

大会情報や選手インタビュー、DVDなどサーフィンに役立つ情報が年に1回届きます。

・東海汽船10%割引

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画像出典: 東海汽船

東京と伊豆を結ぶ東海汽船の運賃が10%割引されます。

・全日本、ジュニアマスターズ、グランドチャンピオンシップ大会の出場資格(オープン会員除く)

コンペティターとしてNSAが主催する全日本選手権大会や支部予選をはじめ、ジュニアマスターズ選手権、グランドチャンピオンゲームスに出場できます。

・ポイントランキングのポイント取得(オープン会員除く)

NSA主催、公認大会に出場するとポイントが与えられます。

ポイントは大会の順位、クラス、持っている級資格で変わります。

このポイントは国際大会やオリンピック強化指定選手、グランドチャンピオンゲームスの選手選考にも関わってきます。

・サーフィン5級免除(オープン会員除く)

4級からサーフィン検定を受けられます。

以上の特典があり、これから大会にたくさん出場したい方は正会員がおすすめです。

会員登録はネットか、全国の支部から登録手続きをすることができます。

年会費は以下の通り。

正会員 オープン会員
年会費 大人5,000円、小人3,000円 3,500円

NSAの会員登録申し込みはNSAのホームページから可能です。

NSAホームページはこちら。

まとめ

今まで存在は知っていたけど、その団体の詳しい情報は知らなかった方もいたのではないでしょうか?

JPSAは「プロの団体」

NSAは「アマチュアの団体」と覚えましょう。

サーフィン試験を受けたり、試合に出たいと思われている方はNSAの会員になり、サーフィンライフをさらに豊かにしてはいかがでしょうか?

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